読者の方の中に、慢性的な頭痛に悩まされている方はいらっしゃいませんか?
ズキッとした頭痛やぼんやりした頭痛など、個人差や症状によって様々な感覚で表される頭痛。皆さんも一度はご経験あるかと思います。
今回は、そんな「頭痛」についてまとめてみました。
1.一時的な頭痛と慢性的な頭痛
頭痛は、皆さんもご存知の通り頭部や首に痛みや不快感を引き起こす症状のことを指します。これは身体の様々な部位が原因となって起こる症状であり、原因や特徴によって異なる種類の頭痛があります。
頭痛は多くの場合一時的なものであり、疲労、ストレス、筋肉の緊張、感染症、気候変動などの一般的な要因によって引き起こされることがあります。これらの頭痛は通常、休息や適切なストレス管理、薬物療法などで管理できます。
一方、慢性的な頭痛とは、一般的には月に15日以上、年間で半年間以上続く頭痛のことを指します。このような頭痛は、日常生活に重大な障害を引き起こす可能性があり、生活の質を大きく損なうことがあります。
日常的な慢性頭痛として一般的に考えられるのが、緊張型頭痛・偏頭痛になります。
2.頭痛の種類
【緊張型頭痛】
緊張型頭痛(Tension-type headache)は、一般的な形態の頭痛であり、一般的には緊張やストレスによって引き起こされます。この種の頭痛は、頭部全体を圧迫するような痛みや圧迫感を伴うことが一般的です。
緊張型頭痛の特徴を挙げてみます。
- 持続的な痛み:緊張型頭痛は、頭部全体にわたって締め付けられるような痛みや圧迫感を伴います。これは、頭部や首筋の筋肉の緊張や緊張によって引き起こされると考えられています。
- 軽度から中等度の痛み:緊張型頭痛は、一般には激しい痛みではなく、軽度から中等度の痛みを伴います。しかし、頭痛が慢性化すると、日常生活に大きな影響を与えることがあります。
- 両側性の痛み:緊張型頭痛は通常、両側の頭部に痛みが現れることがあります。ただし、片側の痛みを伴う場合もあります。
- ストレスや不快感の影響:緊張型頭痛は、ストレスや不快感、緊張などが引き金となることがよくあります。精神的なストレスや身体的な緊張が緊張型頭痛を誘発することがあります。
緊張型頭痛は、一般的な頭痛であり多くの人が経験しています。適切なストレス管理技術やリラクゼーション法、適度な運動、良好な姿勢などの生活習慣の改善が、緊張型頭痛の防止や緩和に役立ちます。
【偏頭痛】
偏頭痛(migraine)は、激しい頭痛を特徴とする神経学的な疾患です。一般的に、片側の頭部に激しい痛みがあり、しばしば悪化して日常生活に支障をきたすことがあります。偏頭痛は、神経の異常活動に関連しており、血管の拡張や炎症反応、神経伝達物質の変化などが原因となると考えられています。
発作は数時間から数日間続くことがありますが、個人によって異なります。一部の方は、発作の前後に疲労感やめまい、頭がぼんやりする感覚などの症状が挙げられます。
偏頭痛は、多くの要因によって引き起こされることが知られています。
以下に、偏頭痛と関連するいくつかの事項を挙げています。
- トリガー要因:偏頭痛の発作を引き起こす可能性のあるトリガー要因があります。これには、特定の食品や飲み物(チーズ、チョコレート、アルコールなど)、ストレス、睡眠不足、気候変化、ホルモン変動などが含まれます。自分自身のトリガーを特定し、それらを避けることで発作の頻度や重症度を軽減することができる場合があります。
- 遺伝的要因:偏頭痛は遺伝的な要因に関連しており、家族歴がある人々は発症リスクが高くなる傾向があります。遺伝的な要因が偏頭痛の発症や症状の重症度に影響を与えることが研究で示されています。
- 身体的な要因:姿勢の悪さ、筋肉の緊張、特定の身体的な負担(例えば、長時間のコンピュータ作業やデスクワーク)などの身体的な要因が、偏頭痛の発作を誘発することがあります。
- 心理的な要因:ストレス、不安、うつ症状などの心理的な要因が、偏頭痛の発作を引き起こすことがあります。心理的なストレスや感情的な状態が、偏頭痛の発作のトリガーとなることがよくあります。
偏頭痛の管理には、これらの要因を考慮することが重要です。一人一人に適したトリガーの特定、ストレス管理などが、偏頭痛の管理に役立つことがあります。
どちらの頭痛も身体の影響やストレスとのつながりが強いです。その中で密接に関わっているのが肩こりと自律神経症状です。
ズバリ言うと、肩こりや自律神経が乱れている際は頭痛が起きやすい状態になっています!
頭痛と肩こりのつながり
慢性的な頭痛と肩こりの関連性についていくつかのポイントを挙げます。
- 筋肉の緊張:肩こりは、首や肩周囲の筋肉の緊張によって引き起こされることがあります。この筋肉の緊張が長期間続くと、血流が悪くなり、神経組織が圧迫されることがあります。その結果、頭痛や偏頭痛が生じることがあります。
- 姿勢の影響:不適切な姿勢は、首や肩の筋肉の負担を増加させ、肩こりや頭痛を引き起こす可能性があります。長時間同じ姿勢でいることや、デスクワークやコンピューター作業などの仕事が、肩こりと頭痛の原因となることがあります。
- 神経の連鎖:首の筋肉の緊張が、頭痛や偏頭痛につながることがあります。首と頭部の筋肉は、神経の連鎖によってつながっています。首の筋肉の緊張が頭痛に影響を与えることがあります。
- ストレスと緊張:ストレスや不安は、肩こりと頭痛の両方の主要な原因です。長期間にわたるストレスや緊張は、筋肉の緊張を引き起こし、肩こりや頭痛を悪化させる可能性があります。
これらの要因からもわかるように、肩こりと慢性的な頭痛は密接に関連しています。肩こりの軽減や予防策を通じて、頭痛や偏頭痛の症状を管理する必要があります。適切な姿勢を獲得し、身体へのストレス管理を行うことで、肩こりと慢性的な頭痛改善に繋がっていきます。
頭痛と自律神経症状のつながり
頭痛は自律神経症状とも密接に関わっており、自律神経症状は内臓とも密接に関係しています。
内臓の異常は、身体の自動的な機能を調節する神経系である自律神経系に影響を与えることがあり、頭痛を引き起こす可能性があります。内臓からの痛みが頭痛として感じられる場合もありますし、内臓の問題が神経系や血管系に影響を与えることで頭痛が生じる場合もあります。
以下に、内臓と頭痛の関連性についていくつかの例を挙げてみます:
- 消化器系の問題:胃や腸の問題、内臓の痛みが神経系に影響を与え、頭痛として感じられる可能性があります。
- 循環器系の問題:心臓の問題や血管の異常は、頭痛を引き起こすことがあります。例えば、高血圧、動脈瘤、血栓などが頭痛の原因となる可能性があります。
- 呼吸器系の問題:呼吸器系の疾患や問題も、頭痛を引き起こす可能性があります。
- 神経系の影響:内臓の問題が神経系に影響を与えることで、頭痛が生じることがあります。特に、脳と内臓の間に神経連絡がある場合、内臓の異常が頭痛につながることがあります。
当院での施術アプローチ
ここまで、頭痛の原因が肩こりや自律神経症状と関連が深いことを紹介しました。 頭痛へのアプローチとしては肩こりと自律神経症状に対処していく必要があります。
そのための施術として、
・筋肉からアプローチをする筋膜の施術
・身体の中から変化を出していく内臓への施術
当院ではこの二つの方法により、肩こりや自律神経症状へアプローチをしていきます。
「強いもみほくじのマッサージやバキバキ、ボキボキ!」
といった施術ではありません。
ソフトなタッチで行う施術ですので、もみ返しなどのリスクも少なく、国家資格を持つ経験豊富なスタッフが安全管理に徹底的に配慮して施術させていただきますのでご安心ください。
まとめ
いかがでしたか?
皆さんが抱えているその頭痛は、実は肩こりや自律神経症状が密接に関わっておりそれらが原因かもしれません!
少しでも頭痛にお悩み方は、ぜひ当院整体サロン澪-mio-へ足を運んでみてください!
それではまた次回!