慢性腰痛の正体とは?
皆さんこんにちは。
整体サロン澪-mio-院長の村越です。
- 湿布や痛み止めを使っているのに、なかなか良くならない
- 病院で「様子を見ましょう」と言われたけど改善しない
- 何年も腰痛を繰り返している
そんな 長年の腰痛でお困りの方 に向けて、
慢性腰痛が治らない本当の理由を分かりやすくお伝えします。
【慢性腰痛とは?】
「3ヶ月以上続く腰痛」は慢性腰痛と呼ばれます。
急なぎっくり腰とは違い、少しずつ負担が積み重なって悪化していくのが特徴 です。
慢性腰痛の特徴
- 痛みが良くなったり悪くなったりを繰り返す
- MRIやレントゲンで「異常なし」と言われることが多い
- 姿勢や体の使い方、生活習慣が大きく関わっている
湿布や痛み止めで一時的に楽になってもすぐ痛みが戻る——
この状態こそが典型的な慢性腰痛です。
【1】湿布や痛み止めを使っても治らない理由
その理由はとてもシンプルです。
痛みが出ている場所(腰)と、本当の原因が一致していないから。
湿布・痛み止めが効くのは
「炎症」や「一時的な痛み」に対してだけです。
しかし慢性腰痛の多くは、
炎症ではなく “体の使い方のクセ” が原因。
そのため、
- 湿布を貼る → 一瞬楽になる
- でもまた痛くなる
という状態を繰り返してしまいます。
【2】慢性腰痛の本当の原因とは?
慢性腰痛の原因は、腰そのものではありません。
腰に負担が集中してしまう体の状態が続いていること が本当の問題です。
長年腰痛に悩んでいる方ほど、次のような状態が重なっていることが多いです。
① 姿勢の乱れ(猫背・反り腰・骨盤の傾き)
姿勢が崩れると、腰の筋肉が常に緊張しやすくなり
負担が蓄積します。
- 座るとすぐ猫背になる
- 長時間デスクワークで腰が重い
- 立つと反り腰になりやすい
- 片側に体重を乗せてしまう
こうした「姿勢のクセ」が慢性腰痛の土台になっています。
② 体の使い方のクセ(股関節や体幹が協調して動けていない)
慢性腰痛の方は、
筋肉が弱いのではありません。
本当の問題は、
本来は股関節や体幹が働く場面で、
無意識に“腰ばかり”が動いてしまっていること。
それは、
- 股関節の硬さ
- 背中やお腹の緊張
- 可動域の制限
- 日常の動作の癖
などによって、
体全体が協調して動けなくなっていることが原因です。
結果として、前かがみ・歩く・立つといった日常動作で
腰にばかり負担がかかり続け、痛みが慢性化します。
③ 筋肉の安定性の低下(弱いのではなく“働き方”の問題)
筋肉が弱いわけではありません。
筋トレしても改善しない方が多い理由もここにあります。
大切なのは、筋肉が
- どのタイミングで
- どの順番で
- どれくらいの力で
働くかという “機能的な安定性”。
例えば、
- お腹の力が入りにくい
- お尻の筋肉が硬さのせいで機能しづらい
- 呼吸が浅くて体幹が安定しない
こうした状態では、腰が全ての負担を引き受けてしまい、痛みが続きます。
【3】病院で「異常なし」と言われても痛いのはなぜ?
病院は、
骨折・腫瘍・ヘルニアなど“重篤な病気ではないか”を判断する専門家 です。
まずそこをしっかり確認していただくことは非常に大切で、
その役割は整体では決して代わることができません。
一方で、慢性腰痛の多くは
- 姿勢のくずれ
- 体の使い方のクセ
- 筋肉や関節のバランス
- 日常生活での負担
といった 「機能的な問題」 が原因になっています。
こうした要素はレントゲンやMRIには映らないため、
病院では「異常なし」と言われることがあるのです。
つまり、
病院では“危険な病気かどうか”を診てもらい、
整体では“体の使い方の問題”を整えていく。
という役割の違いがある、というイメージが近いかもしれません。
【4】当院のアプローチ
腰ではなく、“体全体の使い方”を整えるから改善が早い
慢性腰痛は、
「腰そのもの」だけを見ても原因は見えてきません。
そのため当院では、腰だけに注目するのではなく、
体全体の動き方や、その人を取り巻く生活環境まで含めて総合的に評価し、
どこに負担が集まっているのかを見極めます。
全身のバランスを整えることで、
自然と腰への負担が減り、痛みの出にくい体へと変わっていきます。
【5】まとめ
慢性腰痛は、湿布や痛み止めだけでは改善が難しい症状です。
なぜなら…
“原因は腰ではなく、体全体の使い方にあるから”。
しかし、
原因が分かれば腰痛は必ず変わります。
長年の腰痛でお困りの方、
その場しのぎではなく根本から体を変えたい方は、
ぜひ一度ご相談ください。
