「側弯があると言われたことがある」
「背骨が少し曲がっていると指摘された」
側弯と聞くと、
「骨の病気なのかな?」
「もう治らないのでは?」
と不安になる方も多いかもしれません。
ですが実は、
側弯にはいくつかのタイプがあり、
大人になってからの側弯は、体の使い方が関係していることも多いのです。

側弯は「右にふくらむ形」が多いと言われています
側弯には、曲がりやすい方向に傾向があります。
一般的に、
右側にふくらむ形(右凸)の側弯が多い
と言われています。
実際に、
Lenke LG ら(2001年)の報告でも、
右側にふくらむタイプが多く見られたことが示されています。
もちろん全員が同じではありませんが、
整体の現場でも、右凸の側弯はよく見られます。
側弯には2つのタイプがあります
側弯は大きく分けて、
**「構造性側弯」と「機能性側弯」**の2つがあります。
骨の形が関係する「構造性側弯」
構造性側弯は、
背骨そのものの形が変わっている状態です。
これは、
- 成長期に起こることが多い側弯
- 年齢とともに少しずつ変化してくる側弯
などがあり、
構造性側弯の多くは、成長期に起こる特発性側弯と言われています。
このタイプは、
「真っ直ぐに戻す」ことを目的にするものではありません。
体の使い方が影響する「機能性側弯」
一方で、
骨の形ではなく、姿勢や体の使い方によって起こる側弯もあります。
これを「機能性側弯」と呼びます。
- 大人になってから気になるようになった
- 姿勢が悪くなってきた気がする
- 痛みをかばううちに体が傾いてきた
こうした方は、
機能性側弯が関係している可能性もあります。
スポーツと側弯の関係
特定のスポーツを長く続けていると、
体の使い方に左右差が出やすくなります。
例えば、
- クラシックバレエ
- 体操・新体操
- 水泳
- ダンス
これらの競技では、
同じ動きを繰り返すことで、体がその動きに適応し、
側弯のような姿勢になることもあります。
これは、
スポーツが悪いという意味ではありません。

側弯があると起こりやすい体の変化
側弯があると、
見た目だけでなく、体の動きにも影響が出ることがあります。
例えば、
- 呼吸が浅く感じる
- 背中や胸まわりが動きにくい
- 体が片側だけ疲れやすい
その結果、
- 背中が動きにくくなる
- 股関節の動きに左右差が出る
- 歩き方にクセが出る
といった変化につながることもあります。
側弯に対して整体で大切にしていること
側弯に対して大切なのは、
「無理に真っ直ぐにすること」ではありません。
整体では、
- 今の体の状態を知ること
- 日常生活のクセを見直すこと
- 体の中心で楽に立てる姿勢を作ること
- 動きにくくなった部分を少しずつ動かすこと
こうしたことを大切にしています。
体操やエクササイズについて
体操やエクササイズも、
側弯のタイプによって考え方が変わります。
- 体の使い方が原因の場合は、
そのクセとは反対の動きを取り入れる - 骨の形が関係している場合は、
無理のない範囲で体を動かしていく
頑張りすぎず、続けられることが一番大切です。
まとめ|側弯は「どう向き合うか」が大切です
側弯があるからといって、
必ず痛みが出るわけではありません。
ですが、
体のバランスが崩れたまま生活を続けると、
腰痛や疲れやすさにつながることもあります。
側弯は
「治る・治らない」だけで考えるのではなく、
今の体をどう使っていくかがとても大切です。
「もしかして自分も当てはまるかも」
そう感じた方は、
一度ご自身の体を見直してみてください。
