今まで整形外科や接骨院に長く通っても、なかなか股関節の痛みが良くならなかった経験はありませんか?
当院には腰痛だけでなく、股関節の痛みで来院される方もたくさんいらっしゃいます。
本記事では、股関節痛の原因・なぜ良くならないのか・どうすれば改善するのかを、わかりやすく解説していきます。

一般的に考えられている股関節痛の原因
股関節の痛みは、医療機関では主に以下のような原因が考えられます。これらはレントゲンやMRIなどの検査によって診断されます。
- 変形性股関節症
- リウマチ性股関節症
- 大腿骨頭壊死症
- 大腿骨頚部骨折
変形性股関節症とは?
股関節の痛みで最も多いのが「変形性股関節症」です。特に女性に多く、子どもの頃の股関節の発育の影響(形成不全)や、加齢によって発症することがあります。
◯主な症状
- 立ち上がりや歩き始めの痛み
- 足の付け根の違和感
- 進行すると常に痛い・夜も痛い
さらに、日常生活にもこんな影響が出てきます。
- 靴下が履きにくい
- 爪切りがしづらい
- 長時間の立ち仕事がつらい
それでも良くならない理由
整形外科では、痛み止め・安静・体重管理・股関節周りの筋トレといった治療が一般的に行われます。
ですが、
それでも良くならない方が多いのも、事実です。
なぜでしょうか。それは、
「本当の原因にアプローチできていない可能性があるから」です。
整形外科での治療は大切です。でも、検査で映らない部分「筋肉の硬さや神経への影響、姿勢のクセなど」が痛みの本当の原因になっていることが、実はとても多いんです。
股関節痛の本当の原因 ─臨床で見えてきた3つ─
①股関節そのものの問題
変形や炎症など、構造的な問題があるケースです。
ただし、軽度の変形の場合は、必ずしも痛みの原因とは限りません。変形=痛みではないことを知っておくことが大切です。
②筋肉の問題(特に腸腰筋)
股関節を動かす筋肉が硬くなることで、痛みが出るケースです。特に重要なのが「腸腰筋」。
- 座りっぱなしの習慣
- 姿勢の崩れ
- 内臓との癒着
縮みにくい・伸びにくい状態になり、股関節の動きが制限されて痛みが出ます。
③神経の影響
股関節の周りには、腰から伸びる神経が多く存在します(大腿神経・外側大腿皮神経・坐骨神経など)。
これらが筋肉・内臓・姿勢の崩れによって圧迫されることで、
股関節に痛みとして現れることがあります。
つまり、良くならない2つの理由
- 原因が正しく評価されていない
- 原因に対してアプローチできていない
自分でできる改善方法
股関節の痛みは、日常生活の中でも改善できることがたくさんあります。
1、体重管理
歩行時は体重の2〜3倍、階段では6〜7倍の負担が股関節に。1kg減るだけで、負担は大きく変わります。
2、重い荷物は長時間持たない
長時間の間、荷物を持つのは股関節に負担をかけやすいため、キャリーケースなどを活用する。
3、同じ姿勢を避ける
座りっぱなしはNG。30分に1回は立ち上がって軽く動く。股関節周囲筋の硬さ予防になります。
4、生活環境の見直し
床生活から椅子・ベッドへ。深くしゃがむ動作を減らす。小さな工夫が股関節の負担を変えます。
5、筋肉を整える
無理のない筋トレと、硬くなった筋肉をほぐすこと。ただしやり方が重要で、自己流は悪化することも。
股関節だけを見ない、という大切な視点
当院では、股関節だけを見ることはありません。
◯評価する4つの観点
- 姿勢 ── 日常の姿勢のクセが股関節に与える影響
- 動作 ── 立つ・歩く・座るの動きのパターン
- 呼吸 ── 横隔膜・腹圧と股関節の関係
- 生活習慣 ── 仕事・睡眠・運動習慣まで含めた全体像
など、これらを含めて評価し、あなただけの根本の原因を見つけていきます。
「『股関節が痛い』と来院された方の痛みの原因が、実は呼吸や内臓の硬さにあったケースも、決して珍しくありません。体はすべてつながっています。だからこそ、広い視点で見ることが大切なんです。」
最後に
股関節の痛みは、「年齢だから」「仕方ない」で終わるものではありません。
長く通っているのに変わらない。何をしていいかわからない。
そんな状態であれば、一度、違う視点から見直す必要があります。股関節の痛みは、変えられる可能性があります。
「ずっと通っているのに変わらない」
その方こそ、一度ご相談ください。初回カウンセリングでは、症状の原因を時間をかけてご説明します。
